『髪質改善』は進化させた次のステージに入る必要性を感じておりました。
今回のブログでは、衝撃的な、しかし頭皮と髪の毛を老化から守るのにとても大切な事実をお伝えします。少し長めの記事ですが、30代後半以上の方には読んでいただきたい内容となっております。
★トリートメントを続けると、エイジング毛化が促進してしまう
★白髪染めを繰り返すと、白髪の増加、薄毛が促進してしまう
★ではどうしたらいいのか
こんな内容をお伝えさせていただきます。
決して、知識や商品を押し売りしたいわけではありませんが、どうしてもそう感じられてしまうかもしれません。
この数ヶ月で新たに勉強し新しく仕入れた知識もあり、これまで肯定してきたことを一部否定すことにもなりますが、進化しているとご理解いただけたら嬉しいです。
私は専門家として、正しいことをしっかりとお伝えしたいと常に考えていますが、サロンでの限られた時間に技術をしながら全てお伝えするのは不可能なので、記事にまとめました。
従来のただツヤを出すだけの、ケミカルに頼った髪質改善では、根本的な改善には不十分であると感じ、違った視点からのアプローチ方法を探していました。
なぜなら同じトリートメントメニューをしても、ツヤが徐々に出にくくなり、トリートメントが効かなくなってきたと実感するお客様が増えてきたからです。
しっとりうるツヤな質感を常に求めると、どうしても油分たっぷりトリートメントになり、それはいつか必ず効かなくなります。
(これは髪の毛のインナードライ化とエイジング毛化が原因です。ケミカルトリートメントを、入れる・与え続けることだけに依存することで必ずいつか起こります)
トリートメントをし続けるだけでは、結果としてトリートメントが髪の毛を痛めてしまうことにつながります。
理由は酸化です。
また、FAGA(女性型脱毛症)にお悩みのお客様にも多くご来店いただいていますが、そのほとんどのお客様が定期的に白髪染めカラーをしています。
(FAGAとは、中高年女性の脱毛症で、男性のAGAとは違い、全体的に髪が細く、弱々しくなっていき、ツヤとボリュームがなくなっていく頭皮と髪の状態です。特に分け目やおでこ付近からの髪の毛がどんどん少なくなり、サイドに落ちてくる髪の毛がかなり少なくなります。これは切れ毛ではなく、抜け落ちるて伸びにくくなるからです。原因は頭皮です)
理解していただきやすいように、ここでカラー剤の説明をさせていただきます。
世の中のカラー剤は、以下の3種類に分類されます。
【カラー剤とは】
①アルカリカラー ②酸性カラー(ヘアマニュキュア) ③塩基性カラー(カラーバター、カラーミューズなど)
※酸性カラーと塩基性カラーは明るくできません。ブリーチなどで脱色しないとキレイなカラーデザインを表現できません。
世の中の8〜9割の方がアルカリカラーを使用しています。適度に明るく(脱色)しながら染料を発色させていきます。白髪染めもアルカリカラーです。
アルカリカラーには酸化染料を使います。(酸化とは錆びることです)
染料を過酸化水素濃度6%で脱色しながら急速に酸化させ発色させます。
カラーもパーマも錆びることで、効果を発揮します。
表現を変えると、ヘアカラーとはとてもキレイに見える錆びた汚れのことなんです・・・
薬事法で認められているので問題はないのですが、実はオシャレをするために健康とは真逆のことをしています。
(そしてFAGAのお悩みと、ヘアカラー、弱毛、エイジング毛は、密接な関係にあります)
【酸化が原因で髪の毛と頭皮はエイジングが進行していく】
酸化が頭皮と髪の毛のダメージを進行させていきます。
厳密にいいますと、カラー剤を安定させるためのクリーム基剤(油、後の酸化物)、アルカリ剤、過酸化水素、ジアミンが、頭皮と髪の毛に残っていることで、カラーリング後徐々にダメージさせていきます。
カラーのダメージは主にこの残留物によるアフターダメージです。ダメージは次のご来店まで続きます。
・白髪が増えてきた
・ボリュームがなくなってきた
・髪が細くなってきた
・ツヤがなくなってきた
・くせ毛がひどくなってきた
・トップの分け目に、短いくせ毛が増えてきた(湿気が多い日により目立つ表面のくせ毛です)
・前髪の横、サイドの髪の毛が少なくなってきた
・トリートメントが効かなくなってきた
これらの原因の大部分は、頭皮と髪のエイジング化です。(もちろん、食生活、睡眠時間、ストレスなど生活習慣なども関わってきます)
残留物の除去を毎回適切に行えば、確実にこれらのお悩みを、予防または改善し遅らせることができます。
新メニューのManouシステムでは、カラー前、中間、後に適切な処理を行います。
ウルトラファインバブル炭酸水で、髪の内部の油や残留物を吸着し除去
ウルトラファインミネラルによる酸化物の無害化
還元水による油の乳化
主にこの3つの油を除去する力で、カラーリング中とアフターダメージの原因を無害化します。
【自宅でやってはいけないこととやってほしいこと】
染めた直後は、トリートメントが効いていますし、カラーのツヤもありキレイですが、2週間3週間と時間が経つにつれて、色が抜け、内部でクリーム基剤やトリートメントが酸化し、ゴワゴワしたりガサガサしてきます。
そこでやってはいけないのがトリートメントです。
??? ダメージしてきたのにトリートメントしてはいけないの? と思うでしょうが、すぐにでもやるべきは酸化物(残留物である油分が酸化したもの。過酸化脂質ともいいます)の除去です。
先にも少し述べましたが、ゴワゴワの原因は、残留物(油分)が酸化してきたことだからです。
オイル系、クリーム系、インバス、アウトバストリートメントもなんでも、酸化するとダメージの原因になります。
油は時間が経てば酸化します。水道水、熱酸化、紫外線、空気酸化、当たり前のように酸化していきます。
重たくしっとりしたグロッシーなオイルは、何回も洗っても完全には落ちませんし、その上から高熱のアイロンをかけたら髪の毛は痛みます。
酸化物(過酸化脂質)は、活性酸素を発生します。活性酸素は老化促進物質と呼ばれているほど有害です。
活性酸素は周りのものをドンドン錆びさせます。
ダンボール箱に入ったみかんの一つが腐り、周りも徐々に腐っていくように。
髪の毛には、お肌と違い代謝機能がないので内部から錆びていってしまいます。
お客様がご自宅でも、定期的に油を除去し、新鮮な油分(トリートメント)と入れ替えることが必要です。
それができるのが、NOTTOシリーズです
【インナードライ毛化とエイジング毛化】
インナードライ毛とは、カラーやトリートメントを何年も続けていて、毎日のようにオイルなどをつけ、しかし残留物(油)の除去を十分に行わず、髪の内部が酸化した古い油でいっぱいになり、いずれ水分を全く保てなくなった髪のことです。(油と水は馴染みませんので)
ツヤがなくなり、ゴワゴワガサガサし、毛先は引っかかります。
毎日ヘアオイルはつけているので、人工的な油分感があります。間充物質も流出し人工的な油分だけになっています。
インナードライ状態が進行し、髪の毛がどんどん細く弱くハリコシがなく、水分を保持できなくなった状態をエイジング毛といいます。
よって、薬剤や油分を適切なタイミングと頻度で除去しなければ、必ずいつかエイジング毛になってしまいます。
(それでも強制的によく見せようとするのが、酸熱トリートメントなど、架橋効果を利用した髪質改善系薬剤です)
このインナードライ毛化が、我々美容師にとって、本当に恐怖であり難敵なんです。
今まで効いていたトリートメントが、ほとんど効果を感じなくなってしまうからです。
お客様もがっかりしてしまいます・・・。
予防、改善するには、酸化した油を取り除く力が必要です。
そのために、インナードライ毛、エイジング毛化を防ぐのに、サロンでのManouシステムと、NOTTOシリーズによるホームケアが最適です。
【頭皮のエイジング化】
さらに、頭皮のエイジング化も深刻です。
頭皮は皮膚なので新陳代謝できますが、白髪染めなどで、3〜4週間のペースでカラーリングをしていると、頭皮は酸化(錆び)にさらされることが多くなり、確実に老化は進みます。
実は髪の毛のダメージやエイジング毛化以上に怖いのが、頭皮が活性酸素により老化が進んでいくことです。
理由は単純に、頭皮の老化=顔のお肌の老化(しわ・たるみ)に直結するからです。
頭皮がいつも硬い人は要注意。なんとかしたければすぐに始めないといけません。老化は確実に進んでいきますので。
頭皮は、身体で1番血行が悪くなりやすいのです。
心臓より高い位置であり、紫外線にさらされ、てっぺんには太い血管がなく、心臓から出た血液が1番最後に巡ってくるのが頭皮で、年齢とともに血液は減っていくと言われているからです。
なので、血液を増やし、余らせることも必要です。それを血余といいます。
そのための食事の改善も必要です。(鉄分・葉酸・タンパク質をたくさん定期的に摂取する)
血液が髪の毛に必要な栄養を運びますので、血流が悪くなると健康な髪の毛が伸びにくくなっていきます。白髪も増えるし、FAGAが進行する可能性もあります。
しかし、だからと言って、カラーを否定するつもりはありません。
むしろ、染めた方が見た目はキレイなので染めるべきだと個人的には思います。
その先のリスクを知り、どう向き合って、どう対処するのか。これがとても大切ですね。
まずできることは、染めた直後に残留物質を残さず、無害化すればいいのです。
サロンではManouシステム、ご自宅ではNOTTOシリーズを使っていただけたら、大幅に改善できます。
NOTTOシリーズはウルトラファインバブル炭酸水で作られているので、血行促進のためのヘアケアと言っても過言ではありません。
Manouシステムのウルトラファインバブル炭酸や、NOTTOシリーズを使用すると、自浄作用といいますか、自ら正常な働きを維持するための、ホメオスタシスが上がります。生物に備わっている力です。そのために、あらゆる生理機能を高めるミネラルを摂取することも大切です。
身体の内側と外側、両方のアプローチが必要です。
とても長くなってしまいましたが、伝わりましたでしょうか・・・?
こういうことを考えるのはプロである私の役目というか使命なので、お客様は完全に理解しなくてもいいと思いますが、重要性を感じていただき、何が必要で何をしてはいけないか、そして時間やお金を使うことなので、美容と健康のために、何を優先して選択して生きるかということになると思います。
美容師は進化することが最重要であると常に考え、これまでも勉強とメニューのアップデートを繰り返してきました。
今回のManouシステム構築によるアップデートに関して、これまでの業界の毛髪科学の常識を覆すような内容であったため、整理構築に長い時間を要しましたが、お客様に対して今までできなかった価値提供が可能になったと強く実感しています。
大切なことを要約すると・・・
★カラーやパーマ、前、中間、後に適切な処理をする(無害化と除去)
★余分な油分(酸化物)を残さない、定期的に除去する(ご自宅でも)
★血行を良くする
★血液を作る(食事)
★健康を意識する
私もまだまだ勉強中ですが、これからも良質な情報と技術を提供していきます。
ぜひ、ご質問、ご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
Manoukian 代表 大塚 剛
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