もう白髪で悩まない!原因から根本改善まで徹底解説

ふと鏡を見たとき、2週間前に白髪染めしたばかりなのに、伸びてきた生え際がもう気になって、前髪を上げたり、耳にかけるアレンジもできない
増えてきた白髪やボリュームとツヤがなくなってきた自分の髪の毛を見て、歳とったなあああと
ため息をつく方が本当にたくさんいらっしゃいます
子供の授業参観や幼稚園の送り迎えでママ友に会い、ついつい自分と見比べてしまったとき
「どうして私だけ?」と、憂鬱な気持ちになりますよね。
白髪改善にやりがちな方法

白髪が気になってくると、白髪染めカラーをし、白髪隠しマスカラや、黒髪に戻るシャンプー、頭皮美容液を使ったりしますよね。
他には、白髪に効果的な頭皮マッサージやヘッドスパなど・・・
しかし、これらの方法は、全て気休め程度、根本的な改善にはならないのです。
いくら有名な美容家やインフルエンサーが紹介していても、「PR案件」であることが多く、効果を期待できるものではありません。
白髪染めは、専門的なダメージ対策をした染め方でないと、「頭皮の酸化」が急激に進み、老化を促進させてしまいます。
つまり、白髪染めが白髪を増やす原因になります。
白髪を隠す応急処置としては有効ですが、長期的に考えると白髪が増え老化の原因になってしまうのです。
でも、安心してください。最近の研究で、白髪になる本当の原因が明らかになってきました。原因を知れば、ただ隠すだけではない、根本的な改善策が見えてきます。
白髪の原因は「幹細胞の引きこもり」だった?

これまでは、黒髪が白髪になる原因は、髪の色を作る色素細胞(メラノサイト)がなくなることだと考えられていました。
しかし、最新の研究で、本当の原因は、色素細胞の元となるメラノサイト幹細胞が働かなくなることだと判明しました。
通常、メラノサイト幹細胞は、髪が成長するたびに毛根の中を移動し、色素細胞に変化して髪に色をつけています。
ところが、老化が進むと、この幹細胞が動かなくなってしまいます。
つまり、メラノサイト幹細胞が「引きこもり」状態になり、髪に色をつけられなくなる。
これが、白髪になってしまう本当の原因だったのです。
白髪ケアに『幹細胞培養上清液』が期待できる理由

そこで今、白髪の根本改善策として注目されているのが「幹細胞培養上清液」です。
これは、幹細胞を培養する際に分泌される、様々な有効成分(成長因子、タンパク質など)を含む上澄み液のこと。この培養液には、傷ついた細胞を修復し、細胞を活性化させる働きがあることがわかっています。
白髪の原因がメラノサイト幹細胞の「引きこもり」だとすれば、この幹細胞を活性化させ、再び動けるようにすることで、白髪の根本改善につながるのではないかと期待されています。
白髪ケアにはどの幹細胞培養上清液を選べばいい?

幹細胞培養上清液には、由来となる幹細胞の種類によって、様々なものがあります。
ヒト臍帯由来幹細胞培養上清液
ヒト歯髄由来幹細胞培養上清液
ヒト脂肪由来幹細胞培養上清液
この3つが代表的です。
それぞれの得意な効果は
ヒト臍帯由来幹細胞培養上清液
得意なこと: お肌の再生、上皮の修復や改善に効果があり、肌のターンオーバーを正常化させ、育毛にも効果があります
白髪への効果: 若い人の一部で白髪が改善した例はありますが、更年期の白髪に特化したデータはほとんどありません。
向いている人: しわ、たるみなどを改善したい方、髪の毛の成長を促したい方におすすめです
ヒト脂肪由来幹細胞培養上清液
細胞再生、髪(育毛)にとってはどちらも効果があります
得意なこと: 髪の毛を増やす効果が期待できます
白髪への効果: 白髪が黒くなったという報告はありますが、あくまで限定的で一時的なものです
向いている人: 薄毛や抜け毛に悩んでいる方におすすめです
ヒト歯髄由来幹細胞培養上清液
得意なこと: 白髪の原因となる「酸化ストレス」から、髪の色を作る細胞を守ってくれる 研究が進んでいます。マウスを使った実験では、実際に白髪を抑える効果が確認されています。
特徴: 白髪を予防したり、進行を抑えたりすることに強い
向いている人: 加齢やホルモンバランスの変化による白髪が気になる方。
また、神経系に効果があり、痛みに効くと言われていて、点鼻した場合、視力が上がったエビデンスがあります
「幹細胞培養上清液」として同じように扱われていますが、実はそれぞれ得意な分野が異なります。
しかし、このように特徴の違いがあるにも関わらず、美容クリニックやサロンの多くは、なんの幹細胞由来の培養液を使用しているか明記していないところも多いです
白髪にはなぜ「ヒト歯髄由来」がいいのか

結論は、白髪の原因であるメラノサイト幹細胞の働きを活性化させるには、ヒト歯髄由来の培養液が最も期待できます。
その理由は、ヒト歯髄由来の培養液に含まれる成長因子が、老化やホルモンバランスの乱れによって引き起こされる「酸化ストレス」からメラノサイト幹細胞を守る働きに優れているからです。実際、マウスを使った実験では、白髪の予防・抑制効果が確認されています。
一方、ヒト脂肪由来やヒト臍帯由来の培養液は、主に育毛や発毛促進の研究が進んでおり、白髪そのものに対する直接的な効果は限定的だと考えられています。
というわけで、白髪の根本的な原因である「酸化ストレス」に直接アプローチできるヒト歯髄由来が、更年期女性の白髪ケアには最適なんですね。
ただし、更年期の女性は、薄毛、抜け毛、細毛に悩み始める人も多く、深刻な問題です
なので、歯髄、臍帯、脂肪と併用することで様々な効果が期待できます
一番効果的な使い方とは?

せっかく効果が期待できる幹細胞培養上清液を使うなら、使用方法にもこだわり、最大限に効果を発揮させたいですよね。一般的には、以下の3つの方法があります。
頭皮に塗る(外用): 自宅で手軽にできる方法です。スプレーで塗布するのがおすすめ
頭皮に直接注射する: クリニックで行う方法で、痛みがありますが、頭皮の奥に注入できます
点滴で全身に投与する: 体の内側からケアしたい方に向いています。
頭皮には注射が良さそうですが、白髪の原因であるメラノサイト幹細胞は、頭皮の比較的浅い部分に存在します。注射では深すぎるため、幹細胞に有効成分が届きにくいという課題も指摘されています。
そこで注目されているのが、針を使わずにナノサイズのミストで頭皮に噴射するナノエアジェットのような特殊な機械を使った施術です。これなら、有効成分を的確かつ効率的に幹細胞まで届けることができ、より高い効果が期待できます。
まとめ
白髪はただの加齢現象ではなく、メラノサイト幹細胞が「引きこもり」になり機能を果たさなくなってしまうことが原因です。
根本的な改善を目指すなら、幹細胞を活性化させるアプローチが鍵となります。
その中でも、特にヒト歯髄由来幹細胞培養上清液は、白髪の予防・改善に最も期待できる成分です。
毎日ため息をついていた鏡の中の自分に、もう一度自信を持てるように。
この情報を、あなたの白髪ケアの第一歩として役立てていただけたら嬉しいです。
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この記事を書いたのは
大塚 剛(おおつか つよし)
麻布の再生美容専門サロン Manoukian(マヌキアン) Azabudai 代表 / 再生美容師
私は東京・麻布台にて「再生美容育毛」を専門とするサロン Manoukian Azabudai (マヌキアン麻布台)を運営しております。美容師歴20年以上の経験を経て、従来の「デザイン」や「ケア」を超え、髪そのものを再生する技術の研究と実践に取り組んでまいりました。
再生美容育毛の実績
40代女性(更年期によるびまん性脱毛)3か月間の幹細胞培養上清液による再生美容育毛施術で、頭頂部の地肌の透け感が改善。6か月後にはヘアカラーの色持ちも良くなり「若返ったね」と言われるように。
50代男性(M字型薄毛)幹細胞培養上清液スカルプ導入と生活習慣改善サポートを併用し、半年で産毛が生え揃い、ボリューム感が回復。内服薬なしで自然な改善を実現。
30代女性(急性の円形脱毛症)入院・投薬による急性脱毛から立ち直るため再生美容育毛施術を開始。3か月で全体の70%が回復し、外出も自信を持ってできるように。
白髪の集中改善事例40代女性に対し、頭皮の酸化抑制ケアと臍帯幹細胞上清液を導入。半年後には全体の約30%の白髪が黒髪化。髪の艶とハリも回復。
これまでに延べ数百名のお客様の薄毛・白髪改善・ダメージ予防改善をサポートし、薬や外科手術に頼らないナチュラルな育毛の可能性を示してきました。
講師・教育者としての活動
セミナー・講演実績
* 再生美容育毛応用オンラインセミナー
* 更年期女性向け「薬に頼らない育毛セミナー」開催
* 美容師向け「頭皮酸化と白髪の最新理論」講義
* 幹細胞培養上清液、最新成分と美容応用に関する講義を多数実施
教材開発
* スタッフ教育用 30000文字マニュアル、100問問題集を作成
* InstagramリールやLINE配信の台本制作を通じて、一般顧客への啓蒙も展開
* 美容サロンの導入支援プログラムを構築し、インストラクター養成も実施
■ ビジョン
「髪の美しさは人生の自信につながる」私はそう信じています。
再生医療の成果を美容の現場に応用し、誰もが“10年前の髪”を取り戻せる未来をつくること。そして、美容師が「デザイン」だけでなく「再生」を担える存在へと進化することを目指しています。